サイボウズは9月9日、「メールワイズ」のクラウド/パッケージ版ともにアップデートし、提供を開始したと発表した。
メールワイズは問い合わせ受付や採用受付などで使う共通メールアドレス宛のメールの対応状況を、複数のユーザーで共有できるグループメーラーで、対応漏れなどを防ぎ、少人数で数百通のメールを短時間のうちに裁けるようになるだけでなく、返信内容を確認するフローも盛り込んでいる。
今回のアップデートでは、楽天が提供するセキュアサービス「楽天あんしんメルアドサービス」に対応。楽天市場を通して受信する顧客のメールについては、本来のメールアドレスとは別のメールアドレス(マスクアドレス)に変換され、同サービスの専用サーバを通さなければ、メール送受信ができないようになる。
楽天あんしんメルアドサービスは、セキュアな環境提供として、購入者のメールアドレスをマスクアドレスに変換してショップ側へ配信するサービス。一度、同サービスで割り当てられたID/パスワードを設定するだけで、「自動」で送信時に送信先メールアドレスから判別して、「楽天あんしんメルアド」用メールサーバと一般のメールサーバを振り分けて送信する。
また、メール一覧画面上に「メールの本文表示」と、メール対応の状況などを示す「メール情報表示」のON/OFFが可能となり、メールの一覧画面から不要メールか否かをすぐに判断・削除できるようになった。
さらに、新しく追加された「キーワード検索」と「検索履歴」を活用することで、探したいメールの検索が容易になった。