ジェイピー・セキュアは2013年9月9日、ホスト型Webアプリケーションファイアウォール「SiteGuard Lite」の最新バージョン(Ver1.30)をリリースした。今回は新たに、主要なWebサーバアプリケーションの1つである「Apache バージョン2.4」に対応した。

Webサイトに対するサイバー攻撃では、Webアプリケーションの脆弱性を悪用する手法が多く、パケットフィルタリングベースのファイアウォールでは対応できないことから、WAFの普及が急速に進んでいる。

SiteGuard Liteは、ホスト型のソフトウェア製品という性質から、オンプレミス環境のシステムだけでなくクラウドホスティング環境との親和性も高く、サービス事業者での採用も多いという。

「SiteGuard Lite」Ver1.30 設定画面例

SiteGuard Liteは、実績の高いトラステッド・シグネチャをベースとしたブラックリスト型の防御機能を搭載しており、自動更新を使用することで、煩雑なチューニングをすることなく、常に最新の脅威に対応することができる。検査対象の除外や独自の防御ルール作成など、個別のご要件にも柔軟に対応できるカスタム・シグネチャ検査機能を備え、攻撃検知時の対応を支援するアラート・エラーレスポンス機能も充実している。

Webサーバのモジュールとして動作するため、専用ハードウェアやSSL(HTTPS)通信への考慮を必要とせず、ネットワーク構成を変更することなく導入できる。対応OSであれば、VMwareなどの仮想環境やクラウドサービス上でも利用可能だ。

標準価格は、1ライセンス初年度25万2000円(税別、サポートサービス含む)、ボリュームディスカウントの設定も用意されている。