Kaspersky Labはこのほど、2013年第2四半期のIT脅威に関するレポートを発表した。同リリースは、2013年8月15日にモスクワで発表されたもの。
発表によると、同社製品が2013年第2四半期に検知・駆除した脅威の総数は9億8305万1408。ユーザーのインターネットアクセス時に感染を阻止した件数は5億7715万9385で、ローカル感染を阻止した件数は4億60万4327となっている。
また、第2四半期は、2万9695のマルウェアの変種が新たに検知された。
同社は今後最も注視すべきジャンルとしてモバイル向けマルウェア分野を挙げている。現在、モバイルプラットフォームを標的としたマルウェアは増加しており、プログラムも高度化しているとのこと。
これまで、モバイル向けマルウェアにおいて最も優勢なカテゴリーはSMS型トロイの木馬だったが、2013年第2四半期はバックドア型トロイの木馬の変種が特に多く発見されたという。