NTTドコモや全日本ロータス同友会、オートバックスセブン、ブロードリーフ、パイオニアは9月5日、自動車アフター市場の新たなビジネス領域を開拓することを目的とした研究会「次世代オートアフタービジネス研究会」を2013年9月19日に共同で設立すると発表した。

現在、国内の自動車関連市場では、販売後の自動車を対象にしたアフターサービスのビジネス領域が多様化している。その中で、自動車アフタービジネスのさらなる拡大・発展に対応すべく、自動車の整備・メンテナンス分野や自動車保険の事故対応分野などにおいて、新たなビジネスの開発を関連各社が共同で進めることを目的として、研究会の立ち上げに至ったという。

同研究会では、自動車の実際の走行距離やメンテナンスの情報など、車両情報を収集・活用するための車載機器の開発や共通仕様の策定に向け、検討を進めていく。一方で、自動車トラブルが発生した際に迅速なサポートの提供や、収集した情報を基に自動車の状態に応じたメンテナンスの案内やきめ細かいアフターサポートの提供といった、カーライフの利便性を向上させるテレマティクスサービスの創出についても検討を行う。

また、東京海上日動火災が事故発生時の自動車保険におけるユーザーサービスを研究するために参加する。損害保険業界と自動車アフターサービスは関連性が強く、NTTドコモとの包括的業務提携の一環により参加したという。ほかにも、事故発生時の自動車修理やユーザーサポートの一体提供を目指す整備事業者団体、BSサミット事業協同組合も同研究会に参加を予定している。