NXP Semiconductorsは、RFCMOSベースの車載ラジオ向け高性能AM/FM 1チップ・チューナファミリ「TEF665x」および「TEF668x」を発表した。

2ファミリともに同社の最新のRFCMOSテクノロジにさまざまな機能や各種ソフトウェアアルゴリズム、ならびにシンプルなシステムの統合を実現しており、同社のソフトウェアラジオ・コプロセッサ「SAF356x」や「SAF360x」を組み合わせることでHDラジオやDRMのデジタルラジオ規格にもオプションで対応することが可能だ。これにより、従来製品比でフットプリントを80%低減することが可能となるほか、消費電力も50%低減することが可能となり、低システムコストで高パフォーマンスが要求されるBRICなどの新興国市場向けチューナ・ソリューションなどを構築しやすくなるとする。

また、TEF668xには改善されたマルチパス抑圧機能(iMS)やチャネルイコライザ(CEQ)などの特殊なアルゴリズムを搭載しており、高層ビルや山間部などの障害物などが多い環境下においても優れた音声品質を確保することが可能だとしている。