「京成電鉄展」メインビジュアル

市川市文化振興財団は、本社移転を記念して、京成電鉄の歩みやデザインの変遷などを紹介する「京成電鉄展」を開催している。開催期間は10月14日まで(月曜は休館、祝日の場合は翌火曜休)、開場時間は9:30~16:30。会場は芳澤ガーデンギャラリー。入場は一般300円、中学生以下は無料。

同展は、9月に京成の本社が押上から京成八幡駅前に移転することを記念して開催されるもの。京成電鉄の歴史を振り返り、車両デザインの変遷や、日本画家・東山魁夷による京成百貨店の包装紙原画、京成電車のある風景を数多く描いている絵本作家・井上洋介の作品など、京成電鉄をより身近に感じることのできる資料の数々を紹介している。また、会場内にはジオラマやプラレールも登場し、Nゲージのスカイライナーが全長約19mの直線を疾走する。

さらに、会期中には井上洋介によるギャラリートーク(9月8日 14:00~15:00)や、制服を着用してスカイライナーとの記念撮影会(9月14~16日 9:30~16:00)、「鉄道」をテーマとしたアルバムを定期的にリリースしているバイオリンとピアノのデュオ「スギテツ」によるミニコンサート(10月6日 11:00~11:30、14:00~14:30、全席自由500円)など、さまざまなイベントが開催される予定になっている。詳細はWebサイトで確認してほしい。

なお、京成電鉄は明治42年に「京成電氣軌道株式会社」として設立され、上野・押上から成田そして成田空港までを結ぶ首都圏の主要鉄道として発展してきた。京成電鉄と市川の関わりは深く、初代社長、本多貞次郎が市川に居を構えたほか、市川市内には京成に関連した施設が多く設けられている。