KVHとZadara Storage, Inc.(以下、ザダーラ・ストレージ)」は、日本のKVHと「アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)」の顧客向けに、ザダーラ・ストレージが米国で展開している企業向けストレージ・アズ・ア・サービス「Virtual Private Storage Array(以下、VPSA)」を9月17日より共同で提供を開始すると発表した。
VPSAは、AWSのクラウドプラットフォームの強みを活かしたサービスで、KVHでは同社のインフラサービスを使って提供するソリューションプロバイダーのエコシステムの拡充に取り組んでおり、VPSAはその取り組みの一環となる。
ザダーラ・ストレージのVPSAは、KVH東京データセンター1(TDC1)から「AWS Direct Connect」 ポートを経由してKVHの低遅延10ギガビット専用線上で提供。VPSAを使うことで、日本のKVHとAWSの顧客は、1時間単位で使用することができるプライベートなブロックおよびファイルのSAN/NASを利用可能となる。同サービスの用途は、データベースやその他ミッションクリティカルなアプリケーションをはじめ、大容量のビッグデータやオンラインリポジトリなどに適している。
さらに、アプリケーション用のプライマリーストレージ、もしくはバックアップ用のセカンダリーストレージとして使用することもでき、特許申請中のCloudFabric アーキテクチャーにより、シングルテナント型の性能と、瞬時に生成・拡大・縮小可能な扱いやすいブロック単位のドライブ、コントローラ、コアによって実現するプライバシーを、すべてソフトウェア経由でクラウドによる優れたコスト効率にて提供する。
利用価格は、1時間単位 103円~(月間1GBあたり15円以下相当)となり、顧客の性能および容量要件によって変動する。
両社は共同でサービスの営業を行い、KVHは日本語と英語でバイリンガルの業務サポートを提供する。