日本ヒューレット・パッカード(以下、HP)は、テープストレージ製品「HP StoreEverファミリー」のラインアップを強化し、ミッドレンジ向けの新モデルとして「HP StoreEver MSL6480 テープライブラリ」、エンタープライズ向け「HP StoreEver ESL G3 テープライブラリ」の機能強化モデルおよび高密度拡張モジュールを新たに発表した。

HP StoreEver MSL6480テープライブラリ

「HP StoreEver MSL6480 テープライブラリ」は、企業やクラウドのバックアップを集約するミッドレンジ向けテープライブラリ製品の新モデルで、投資の最適化や容量とパフォーマンスの拡張性の課題を解決し、短期的なデータ保護と長期的なデータ保管をシンプルに統合する。

主な特長は、「6Uのライブラリモジュールを1台から7台までモジュール単位で追加できる優れた拡張性」、「最小80スロット(1モジュール)から最大560スロットまで拡張できるカートリッジスロット」、「1台から42台まで拡張可能なテープドライブ」。

また、最大60.4TB/時の高速パフォーマンス、および最大3.5PB(LTO-6 圧縮率 2.5:1)利用時の大容量に対応し、この最大構成が19インチラック1台に収まり、ラックスペース1Uあたり81TBという高密度化を実現し、スペースコストの削減に貢献する。

「HP StoreEver ESL G3 テープライブラリ」の機能強化モデルでは、新たな高密度拡張モジュールにより、最小100スロットから最大12,006スロットまで、100スロット単位での柔軟な拡張性を提供。最大75PBのストレージ容量を実現、内部のロボット機構をデュアルアクティブ化することで、メディア交換機構の冗長化とともにメディアへのアクセススピードの高速化を実現する。

HP StoreEver ESL G3 高密度拡張モジュール

両製品の価格は、HP StoreEver ESL G3 テープライブラリが588万円から、HP StoreEver ESL G3 高密度拡張モジュールが840万円から。