ムビチケは8月30日、インターネットで座席指定までできる映画の前売鑑賞券「ムビチケカード」を販売する際に、劇場・プレイガイドなどの購入窓口でアクティベート(有効)化する仕組みを、同日より新たに導入すると発表した。
これにより、これまで劇場やプレイガイドでしか購入できなかった映画の前売鑑賞券を、書店やコンビニエンスストアなどのより身近な場所で購入できるようになり、ムビチケカードの販売拠点を順次拡大していく。
「ムビチケ」は座席指定が可能な映画前売券販売サービスの名称で、ムビチケカードとムビチケ オンライン券の2つの種類がある。
今回、ムビチケカードを販売店のレジでアクティベート化する仕組みを導入することで、店頭で自由に陳列できるようになり、従来の劇場、プレイガイドに加えて、さまざまな業態の店舗でも、ムビチケカードを販売できるようになる。
ムビチケカードは、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」上のシステムをアップデートしたうえで、 販売店のPOS(Point of sale system)端末を改修するか、別の機器を追加することで、アクティベート化できるようになる。ムビチケでは、POS端末の改修が難しい劇場とプレイガイド向けには、マイクロソフトのタブレット「Surface RT」を計240台導入し配備していくと計画している。
そのほか、2013年末までに実装されるムビチケの新機能として、「Windows Azure メディアサービス」の活用により、映画の高画質の予告映像をムビチケのWindows ストア アプリ上で再生ができるように、また、これまでムビチケのWindows ストア アプリでは、映画情報の閲覧・選択まではできたが、前売券の購入や座席予約は、そこからリンクするムビチケ専用Webサイトで行う必要があり、今回よりWindows ストア アプリ上で、前売券の購入まで完結できるようになる。