KDDIは8月30日、「auスマートバリュー」のCATV提携事業者の局数が200局を突破し、202局になったことを発表した。これは全国のCATV局、全404局の半数となり、KDDIやFTTH提携事業者を含めたカバー世帯率は、戸建向け世帯で全国の約80%に達したという。

全国のCATV提携事業者

auスマートバリューは、KDDIが指定する固定電話サービスを契約することでauスマートフォンが2年間、毎月1480円の割引となるサービス。2年経過した後も、継続して契約している場合は毎月980円の割引を受けることができる。

固定電話サービスは、KDDI回線だけではなく、今回発表されたCATVや、FTTH提携事業者との契約でも、同サービスが適用される。主な提携事業者として、FTTHはeo光やコミュファ光、CATVではJCOMやJCNなどがある。

また、auスマートバリューには法人向けの「スマートバリュー for Business」も提供されており、固定電話サービスとKDDIが提供するクラウドサービス「ベーシックパック」の契約で毎月の割引を受けることができる。こちらの固定回線は「auひかり ビジネス」などのKDDI提供サービスに限定されるというが、ベーシックパックを利用しない場合には、通常の「auスマートバリュー」として法人契約が可能で、こちらはCATV、FTTH提携事業者の契約も可能だ。

KDDIによると、auスマートバリューは順調に契約者を伸ばしておりau携帯回線ベースで463万件の契約数に達したという。6月のauスマートフォン新規契約者では、約3分の1となる36%がauスマートバリューと同時に契約を行っていた。

今回の発表では、提携事業者拡大により、ユーザーの選択肢が増えることや、提供エリアの拡大がメリットとして挙げられるという。

KDDIでは「115社202局まで提携事業者が拡大し、全国の半数に達した。今後も提携事業者を拡大し、より多くのお客様にauスマートバリューを利用していただける環境を整備していきたい」としている。