日立ソリューションズは9月5日から、ファンや会員向けビジネスのマーケティング活動を総合的に支援するクラウドサービス「ファンビジネス向けトータルCRMソリューション」の提供を開始すると発表した。同サービスは、日立ソリューションズの提供する「ファン活性化サービス」と、ぴあと協業で提供する「NETチケット販売サービス」から構成される。
同サービスでは、システム基盤、会員やプロモーションの管理ツール、会員向けマイページ、ポイントサービス、QRコード会員証など、さまざまな機能を総合的に提供する。これにより、チケット販売から会員管理、プロモーション、データ分析といったO2O(Online to Offline)マーケティングを支援し、ファンや会員数の増加や集客力向上につなげる。
また、会員の行動履歴を分析して特性を把握するカスタマープロファイリングによって、効果的なマーケティングを行うことができる。
このほか、会員向けマイページのデザイン変更や企画コンテンツに伴う機能拡張などのカスタマイズも可能で、既存のCRMシステムやPOS、メール配信システム、ソーシャルメディアとの連携などにも対応可能となっている。
日立ソリューションズとぴあは、今後、ファンや会員向けのビジネスを展開する企業に幅広くサービスを提供し、2017年度までに総会員数1000万人を目指すとしている。