ガイヤージャパンは8月29日、韓国Hard Kernelが開発した開発評価ボード「ODROID-X2」を8月30日より予約受付を開始し、9月17日から発売すると発表した。

「ODROIDシリーズ」はAndroid開発者向けにハードウェアの回路図、システムのソースコードが付属した完全オープンソース製品群で、今回販売されるのは、「ODROID-XU」ならびに「ODROID-XU+E」の2製品。

ODROID-XUは、ARMが提唱するbig.LITTLEアーキテクチャ基盤のベアボードコンピュータで、韓国Samsung Electronics製億多コアプロセッサ「Exynos5 Octa(Cortex-A15 Quad and Cortex-A7 Quad)」を搭載し、Android4.2.x、u-boot 2012.7に対応した開発者向け開発評価ボード。オプションの各種モジュールの増設により多種多様な開発用途に使用することが可能だという。

一方のODROID-XU+Eは、ODROID-XUにGPUやDRAMなど主要部品消費電力を測定することができるオンボードの電力測定解析ツールを追加したもので、省電力の最適化テスト環境を実現している。

価格は直販の場合、ODROID-XUが2万8000円(送料込)、ODOROID-XU+Eが3万6000円(送料込)となっており、いずれも、システムのソースコード、ハードウェアの回路図が付属しているという。また、法人が購入する場合、半導体商社などからも入手が可能だという。

ODROID-XUの概要と外観