ウェザーニューズは8月28日、超小型商用衛星「WNI衛星1号機(WNISAT-1)」の打ち上げが、2013年11月21日に決まったことを発表した。同衛星の打ち上げは当初2012年9月に予定されていたが、延期となっていた。

WNISAT-1はサイズが27×27×27cm、重さが約10kgの小さな衛星で、北極海の海氷観測などに用いられる。同社はこれまでも専門チームを設けて北極海海域の海氷のモニタリングや予測を行ってきたが、それらの精度がWNISAT-1によってさらに向上する。

衛星は現在、開発パートナーであるアクセルスペース社で保管されており、打ち上げはロシアとカザフスタンの国境付近のヤースヌイ宇宙基地で行われる。打ち上げの時期は、2013年11月21日から約3週間の気象条件の良いタイミングになるという。

WNISAT-1のフライトモデル

なお、同衛星は機能を限定することなどによってコンパクト化を実現しており、寿命は5~10年となっている。