京都精華大学は、2013年4月に開設した「ポピュラーカルチャー学部」の客員教授として、ファッションデザイナーのナイジェル・ケーボン氏が就任することを発表した。
ナイジェル・ケーボン氏は、1949年イギリス生まれのファッションデザイナーで、自身のブランド「Nigel Cabourn」を手がける。その一方で、ビンテージミリタリー、ワークウェア、アウトドアウェアの世界的に有名なコレクターでもあり、コレクターとしての側面から自身のコレクションのアイデアを想起させ、4,000点を超えるコレクションからインスパイアされたデザインを行うことが特徴となっている。
ケーボン氏は、就任コメントとして「ファッションデザイナーとしての哲学を、これからファッションの世界に入るみなさんに伝えたいと思います。授業では、実際に私のコレクションの仕事を紹介し、アイデアやデザインがどのように生まれ、構成されているか、といった流れを解説しながら、底辺に一貫して流れるデザイナーとしての考えを伝えたいと考えています」と語った。なお、今年度に関しては、特別授業が1回行われる予定となっている。