日本HPは、8月28日、最新世代のIntel Xeon E3-1200v3プロセッサファミリーを搭載しエントリークラスのワークステーションとして、ミニタワー型の「HP Z230 Workstation(以下、Z230)」と省スペース型の「HP Z230 SFF Workstation(以下、Z230 SFF)」の2機種を発表した。9月5日より順次販売を開始する。

同社の直販サイトHP Directplusの価格は、HP Z230 Workstationが14万9,940円~、HP Z230 SFF Workstationが13万9,860円~。

「HP Z230 Workstation」

「HP Z230 SFF Workstation」

ミニタワー型の「Z230」は、スリムタイプのオプティカルドライブを採用する など、従来モデル(「Z220」)と比較して容積比で約17%コンパクトになり、スマートフォンやタブレットの急速充電が可能なUSBチャージングポートをフロントに備える。

省スペース型の「Z230 SFF」は、新たに2.5インチドライブ専用内蔵ベイを搭載し、HDD 2台+メディアカードリーダー、RAID+Intel SRT(SSD)など、多彩なストレージ構成に対応する。また、PCI Expressスロットを計4基搭載し、フロントにはUSB 3.0ポートを備える。

「Z230」、「Z230 SFF」ともに、最新世代のIntel XeonプロセッサE3-1200v3ファミリーを搭載し、プロセッサ内のグラフィックス機能も性能が向上し、グラフィックスカードなしの構成で3画面同時出力に対応する。「Z230」は、3Dグラフィックスカード(AMD FirePro V3900またはNVIDIA Quadro 410)の2枚構成にも対応し、その場合は3Dアプリケーションの使用を想定した4画面表示も可能。

「Z230」の400W電源ユニット、「Z230 SFF」の240W電源ユニットは、ともに92%の高変換効率(従来モデル「Z220」、「Z220 SFF」は90%)で、TCOも向上している。