IIJは27日、オンラインストレージサービス「IIJドキュメントエクスチェンジサービス」に、利用者のデータを遠隔地に自動バックアップする「DRオプション」を追加し、同日より提供開始すると発表した。

「IIJドキュメントエクスチェンジサービス」は、画像や映像などの大容量ファイルを共有できるオンラインストレージサービスで、SSL暗号化、ファイルアップロード時のウイルスチェックなどのセキュリティ機能に標準対応している。

今回、発表された「DRオプション」では、利用者が同サービス上に保管したデータを、西日本に設置したバックアップサイトに1時間毎にコピーし、大規模災害などで東日本のプライマリサイトでサービスを提供できない場合も、自動的にシステムを切替えてバックアップサイトでサービスを継続するため、災害時のデータ損失を最小限に抑える。

また、セキュリティ機能を統合的に提供する「IIJセキュアMXサービス」と併用すれば、利用者がメールに添付したファイルを自動的にオンラインストレージにアップロードすることが可能で、同オプションではこの添付ファイルも遠隔地に自動バックアップできる。

「DRオプション」には、「GBパック」と「TBパック」があり、月額費用(税別)は「GBパック」が2万円/100GB、「TBパック」1万2,000円/100GB、最低契約容量は「GBパック」が100GB、「TBパック」が1,000GBとなっている。なお、どちらも初期費用はかからない。