NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)のパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウド・エヌ)」は、総務省などが2011年に設立した「クラウドテストベッドコンソーシアム」により、主に中小企業がアプリケーション開発などに利用できるクラウド基盤として採用されたと発表した。
クラウドテストベッドコンソーシアムは、約80社の会員に向けて、本クラウド基盤のIaaS環境に続き、会員がより簡易にアプリケーション開発を行うことができるPaaS環境を8月26日より提供を開始する。
同サービスは、同環境のクラウド基盤として、外部とのデータ転送料(アップロード・ダウンロード双方)無料など運用コストが安価な点、IaaS以外の付加機能としてPaaS環境を提供できる点、また通信事業者ならではのネットワーク基盤や自社データセンターにクラウドのための機器を設置するなどの堅牢性に対し高い評価を受け、またオープンデータ政策については総務省の「防災・災害関連情報分野のデータ規格およびデータの流通・連携に係る実証」に参加するなど、NTT Comの高い知見が評価されたもの。
今回「Bizホスティング Cloudn」の中から、クラウドテストベッドコンソーシアムが、参加する会員企業へ、「仮想サーバーおよびテンプレートの提供」、「PaaS環境の提供」、「勉強会開催など各種クラウド活用の支援」の機能とサービスが提供される。
クラウド実証環境の提供期間は、2014年2月28日(金)まで。
NTT Comは、クラウドテストベッドコンソーシアムで得た知見・ノウハウをもとに、クラウド上で各種データを扱うアプリケーション事業者や団体との連携を図りながら、「政府統計データベース」などのオープンデータの民間によるビジネス展開を、クラウド基盤の提供を通じて支援していく。