米GoogleがHon Hei Technology Group(鴻海精密工業)よりビジュアルイメージング関連の特許を買収した。Googleはメガネ型コンピュータ「Google Glass」を開発中で、Hon Heiより買収した特許はGoogle Glassで利用すると予想されている。
Hon HeiはApple「iPhone」など電子機器を製造する受託生産企業。Foxconnブランドで知られており、この分野では最大手。
Wall Street Journalらが報じたところによると、特許にはヘッドマウント技術に関するものなどが含まれているというが、特許の件数や特許番号、金額については明らかにしていない。IDG News Serviceでは、航空や軍用のディスプレイで利用されている技術と報じている。
Google Glassは現在、開発者向けExplorer版の段階にあり、一般向けの発売は年内を予定している。Googleは7月、Google Glass向けディスプレイを製造する台湾Himax Display(台湾のチップメーカーHimax Technologiesの子会社)に出資することも発表している。Googleは、Foxconnが米国に持つ工場でGoogle Glassの製造を委託するという情報もある。