オーシャンブリッジは8月23日、OfficeファイルやPDF・TIFFなどの画像データ、CAD図面データなど、あらゆるフォーマットのファイルをPDFやTIFFに自動変換するマルチフォーマットコンバータ「Blazon Enterprise(ブレイゾン エンタープライズ)」をリリースし、販売を開始したと発表した。

「Blazon Enterprise」マルチフォーマットコンバータ機能

同製品は、OfficeファイルやPDF・TIFFなどの画像データ、CAD図面データなど、様々なフォーマットの各種ファイルを別のフォーマットに変換したり、異なる形式のファイルを集約して新たなファイルを生成する機能を搭載しているファイルコンバータシステムで、文書管理・図面管理システムの他、PDM、ワークフローなどに組み込んで利用する。

「Blazon Enterprise」変換イメージ

ある形式のファイルを別の形式のファイルに変換する機能の他、別々の形式の複数のファイルから1つのPDFやTIFFを生成、例えば、報告書をWordで作成し、添付資料としてExcel表やCAD図面などを提出する場合、Blazon Enterpriseはそれぞれのファイルから必要なページをまとめて1つのファイルとしてPDFやTIFFに変換できるので、情報をまとめやすく、また管理しやすくなる。

異なる形式の複数ファイルを1つに合わせて変換

また、APIを標準で実装しているため、文書・図面管理システム、PDM、その他各種システムへの組み込みが容易にできる。あらかじめ監視フォルダを指定しておき、そのフォルダにファイルを登録すると、自動で指定形式に変換も可能。サムネイル画像を生成することで、大量のファイルのアーカイブや、管理システム上で複数のフォーマットファイルが混在したフォルダ内の検索や表示する際の視認性を高めるのにも役立つ。

サムネイル画像生成

さらにBrava製品と組み合わせれば、様々なファイルに対してコメントや修正指示が書き込め、その内容を焼き込んでPDFとして保管したり、図面管理やPDMと連携し、CAD図面をPDFやTIFFに変換して配布、保管する際に、背景やヘッダー・フッターに付加情報を焼き込むことができる。

その他、ファイルセキュリティにも有効、二つのファイル間のテキスト比較レポートを出力する機能も装備された。