ヤフーは8月22日、公共情報コモンズやレスキューナウと連携し、同社のポータルサイトトップページや、Android/iOSアプリの「防災速報」などで避難勧告などの避難関連情報の配信を開始すると発表した。
公共情報コモンズは、マルチメディア振興センターが運営する、自治体発信の公共情報を集約した情報基盤。放送や携帯、ポータル事業者、新聞社などのメディアに配信を行っている。
一方、レスキューナウは、危機管理の情報配信とサービスを提供する専門企業で、地震・津波・火山などの大規模災害や、事件/事故、鉄道の遅延情報、停電情報の収集と配信を行っている。
ヤフーによると、配信を行うのは「避難準備情報」、「避難勧告」、「避難指示」、「警戒区域」。
ポータルサイトやアプリによって配信条件が設定されている。条件は以下の通り。
Android/iOSアプリの「防災速報」
アプリ内で登録している最大3カ所の地域と、「現在地連動通知」で設定がオンになっている場合の現在地に関する情報をプッシュ通知。
スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページ
トップページで地域の設定を行っている場合はその地域、未設定の場合は全地域の情報を表示。
「Yahoo! 天気・災害」(PC版、スマートフォン版)
全エリアに関する情報を表示。
ヤフーでは、「災害時には停電などで情報取得手段が減ってしまうケースも多く、複数の情報取得手段を持つことが重要とされているため、Yahoo! JAPAN上での情報提供を開始した」としており、防災・減災対策に繋げてほしいとその狙いを説明している。