米Microsoftは8月21日、学校向けのプログラム「Bing for Schools」を発表した。広告のない環境で安全に検索できるというBingの特別バージョンのほか、自社タブレット「Surface RT」と交換できる報奨制度も用意する。
Bing for Schoolsは学校を対象とした無償のプログラム。メイン機能となる検索エンジンでは、検索結果から広告を削除した特別なBingを提供する。アダルトコンテンツの自動フィルタリングも適用されており、プライバシー保護対策も講じているという。
これに加え、報奨制度Bing Rewardsプログラムを利用して蓄積したポイントをSurface RTに交換できる特典も用意する。学校を支援する人のポイントを集計し、30000ポイントに達したらTouch Cover付きのSurface RT1台を学校に授与するという。Bing Rewardsは登録したユーザーがBingを利用して検索を行うとポイントが付与されるもので、Microsoftでは、1校が毎月1台のSurface RTを獲得するのに必要なBing Rewardsユーザーは60人程度と見積もっている。
Microsoftはまた、小学生から中学生程度を対象とした3種類の教育プログラムも提供する。
Bing for Schoolsには現在、ロサンジェルス統一学校区(Los Angeles Unified School District)をはじめ複数の学校区が参加しており、合計の生徒数は約80万人だという。
教育市場では米Googleも強化しており、「Chromebook」の提供などを進めている。