リバーベッドテクノロジーは8月9日、同社のWAN高速化製品「Steelhead」の基盤ソフトウェアの最新版「Riverbed Optimization System(RiOS) 8.5」と、新たなハードウェアアプライアンス「Steelhead CX 255」を発表した。
RiOS 8.5では、FPSEプロトコルおよびWebDAVプロトコルの最適化によるShare Pointの最適化、およびShare Point 2013、Exchange 2013、Office365、Windows 8やServer 2012の環境でSMB3プロトコルを利用するアプリケーションの最適化、NetApp SnapMirrorのストレージインテリジェント最適化のほか、「パスセレクション(経路選択)」などの機能が追加された。
パスセレクションは、専用線とインターネットのように複数のWAN回線をもつハイブリッド環境において、アプリケーションごとに、どちらの回線を利用するかを指定できる機能。
これにより、ディープパケットインスペクション(DPI)を介したアプリケーション識別とパスセレクション(経路選択)を組み合わせることにより、特定アプリケーションタイプの用途やパフォーマンス低下を認識し、性能劣化時には動的にアプリケーションフローの経路切り替えができるようになる。
Steelhead CX 255アプライアンスは、小規模オフィス向けアプライアンスで、帯域幅容量はこれまでの3倍にあたる最大6Mbpsとなり、200 TCP接続以上をサポートする。また、筐体の横幅が小さくなり、オプションキットを利用することで、1Uラックに2台横ならびで設置することが可能になった。
255 アプライアンスは、2013年第3四半期に一般販売を予定しており、価格は32万円からとなっている。