Microchip Technologyは8月19日(米国時間)、同社の8/16/32ビットPICマイクロコントローラとアナログ製品、無線製品、ヒューマンインタフェースソリューションを組み合わせてインテリジェントな照明/制御システムを設計することが可能な照明用通信開発プラットフォームを開発したと発表した。
同プラットフォームは、メインボード2枚、通信インタフェースアダプタ(DALIまたはDMX512A)2個、プロトタイプボード1枚、ケーブル/電源一式で構成されており、照明用通信の設計経験がない人でも、シンプルなボード間接続ネットワークを利用して、通信機能を備えた照明アプリケーションの開発をすぐに始めることが可能だという。
また、同プラットフォーム上のユーザインタフェース、LED制御、通信の機能などは1個の8ビットPICマイコンで実行することが可能なほか、同社が無償提供するC言語で記述されたDALIおよびDMX512Aライブラリを用いることで、開発コストの低減、および開発期間の短縮が可能だという。
さらに、小型パッケージで高輝度出力を実現したCreeのXLamp MC-E Colour LEDと、高品質な混色と精確なビーム制御を実現するGaggioneのLEDnLIGHTコリメータLLC19N光学部品とホルダも実装しているほか、 業界標準の照明用通信コネクタと絶縁デバイスも実装いることから、同社では、電力効率の向上、コストの削減、ユーザ体験の改善など、多くの長所を備えたスマート照明インフラストラクチャを設計できるほか、既存の照明用通信ネットワークに組み込んで、先進のネットワーク アプリケーションを開発する事も容易になると説明している。
なお、スターターキットとしてはDALI対応品「DV160214-1」とDMX512A対応品「DV160214-2」の2製品が用意されており、いずれもすでに販売を開始している。