Google、IBM、Mellanox Technologies、NVIDIA、Tyan Computerは8月6日(米国時間)、IBM POWERマイクロプロセッサー・アーキテクチャーに基づくオープンな開発共同体「OpenPOWERコンソーシアム」を設立したことを発表した。

同コンソーシアムは、次世代のハイパースケールなクラウド・データセンターの開発者向けに、より多くの選択肢と管理性、柔軟性を提供することを目指し、先進的なサーバ、ネットワーク、ストレージ、およびGPU高速化のテクノロジーを開発するために設立されたもので、これにより、POWERの知的財産を他社へライセンス提供することが可能になるほか、POWERのハードウェアおよびソフトウェアがオープンな開発環境で利用可能になるため、開発者のエコシステムを拡大させることが可能になるという。

また、プロセッサの基礎的な機能を管理するオープンソースのPOWERファームウェアが提供されるため、IBMとコンソーシアムはさまざまなコンピューティング作業に適した新しいスタイルのサーバ・ハードウェアの開発を目指した高度なカスタム化を施すことが可能になるという。

なお、同コンソーシアムでは、最初の協業の一環として、NVIDIAとIBMがCUDA GPUとPOWERのエコシステム統合で協力していくとしている。