富士通エフサスは8月9日、オフィスリニューアルにおける「ICTの効果的な利活用」に「快適なオフィス空間デザイン」を融合した、ワークスタイルソリューション「FUJITSU Infrastructure System Integration オフィスまるごとイノベーション」の販売を開始すると発表した。価格は個別見積り。
同ソリューションは、オフィスリニューアルの企画から設計、導入・展開、保守・運用までをまるごと請け負うサービス。ICTの活用徹底により、業務効率化、コスト削減などを図るとともに、次世代のオフィス空間デザインにより、社員のモチベーション向上、取引先とのビジネス活性化、異業種・異文化交流を実現する。
このソリューションでは、現場入居部門のワークスタイル調査・分析をもとに、「経営層の経営ビジョン」「現場入居部門の要望」「総務部門・IT部門の解決案」をつなぐためのワークショップを開催し、同社がファシリテートすることで、顧客の「あるべき姿/ありたい姿」を抽出し、ワークスタイルビジョンを策定。
ワークスタイルビジョンで導き出した課題や要件に対し、ICT視点で働き方をデザインし、大手オフィス家具メーカーの得意とするファニチャー・ファシリティ・照明・内装などによる空間デザインを融合させることで、ICTの良さと空間デザインの両面から活気ある快適なオフィスを提案する。
業務の様々なシーンで恒久的に必要なICTシステムの安定稼働のほか、ネットワークの最適化、最新セキュリティ対策、環境負荷低減対策などを実施。また有事に備えた災害対策においても、蓄電池やUPSから、ストレージ/クラウドを活用した遠隔地バックアップなどの抜本的なシステム施策まで幅広く提供可能。
提供にあたっては、内田洋行、イトーキ、コクヨファニチャーなどと連携し、企画段階から、利用者の、経営層-総務部門-現場部門をつなぎ、ワークスタイルビジョン=「あるべき姿/ありたい姿」を共創してオフィス構築を進めていくという。
なお、同社は、ワークスタイル変革に向けた取組みとして、6月には横浜に研修センターとフューチャーセンターを融合した「みなとみらいInnovation & Future Center」を設立し、9月には銀座拠点への営業・SE・サポート機能集約を予定している。同ソリューションでは、これらノウハウもあわせた形で提案する。