ヤマトオートワークスは8月7日、運送事業者向けに簡易型デジタルタコグラフ「アースドライブDTU-1」の発売を開始することを発表した。

アースドライブDTU-1

デジタルタコグラフは運行記録計の一種で、車両の速度や運行時間などを自動的にメモリーカードなどに記録するもの。記録されたデータからドライバーの運行状況を知ることができ、事故防止などの安全管理を目的として、最大積載量5トン以上、車両総重量8トン以上の車両には運行記録計の装着が義務づけられている。

国土交通省は事故の削減や燃料消費量の節約などの観点から、最大積載量1トン以上、車両総重量3.5トン以上の車両についても装着の義務化を拡大することや、装着する運行記録計をデジタルタコグラフとすることを検討している。しかし現在販売されているデジタルタコグラフは高額な上、多機能で操作が難しく、中小規模の事業者にとっては導入しづらい状況だという。同社はこのような現状を受け、より導入しやすい製品としてアースドライブDTU-1を発売する。

同製品の価格は5万円(税別)。運行管理の記録を必要最低限の法定3要素(時間・距離・速度)のみに限定することで価格を抑えたという。また、重量300g、縦11.25cm×横10cm×高さ2.4cmというコンパクトな設計で、運行開始と終了時の操作はボタンひとつで行える。スピードメーターなどを基準値にあわせるパルス整合器も内装されており、取付け費用などの初期コストも低減できる。

運行データ画面

本文に説明が十分ではない箇所があったため、追記を致しました