シーメンスは8月5日、同社のデジタル・マニュファクチャリング・ソリューション「Tecnomatix」に含まれている2つのツール「Plan Simulation」と「RobotExpert」の最新バージョンの30日間無償試用版の提供を開始したことを発表した。

これらのソフトウェアはシーメンスPLMソフトウェアが提供するもので、同社では、企業はPlan Simulationの活用により、ロジスティックス・システムの生産性を20%向上できるようになるほか、RobotExpertを活用することで、ロボットの作業効率を向上することが可能になるとしており、30日間無償試用版を用いて製造業のユーザーがそうした性能を試すことで、自社のビジネスにどれだけ価値をもたらすことができるのかを評価・検証することができるようになるとしている。

ディスクリート・イベント・シミュレーション・ソフトウェアである「Plant Simulation」は、オブジェクト指向の3Dモデリング・ツールで、ロジスティックスのプランニングやスループットの解析などに使用でき、ディスクリート・イベント・シミュレーションの実行やバリューストリーム・マップの作成が可能だ。

一方のRobotExpertは、ロボット・シミュレーション/オフライン・プログラミング・ソフトウェアで、産業用ロボット・システムの効率的なプランニングと管理を容易化することが可能。ロボットによるプロセスをバーチャル環境で最適化し、それによってロボット・システムのセットアップ時間の短縮、ダウンタイムの最小化、ロボットの作業効率の向上を実現できるようになるという。

なお、Plant Simulationの30日間無償試用版は同社の日本語Webサイトから、RobotExpertの30日間無償試用版は同社の英語Webサイトからそれぞれ入手可能となっている。