エスキュービズムは、Windows RT/8に対応した接客業務特化型アプリ「Orange Gift(オレンジギフト)」を開発し、8月5日より提供を開始すると発表した。

接客業務特化型アプリ「Orange Gift」

本製品は、個人情報と配送情報を管理できるアプリで、Windows RT/8対応のタブレットに搭載され、セキュリティと手書き入力機能を実現する。中元や歳暮など繁忙期を中心に、「送り状(伝票)記載などでレジに並ぶ時間が長い」「伝票紛失の恐れがある」「配送リスト作成など伝票のデータ化にコストがかかる」といった問題をかかえる店舗に対して、会計から配送管理まで全ての業務をタブレット1台で実現し、顧客ユーザビリティ向上とスタッフ業務の軽減、およびコスト削減を支援する。

すでにギフトシステムを導入している店舗においては、ギフトコーナーのレジ待ちの問題を解消する手段として、店員がタブレットで顧客の住所入力を支援するなど、前捌きシステムとしても有効活用ができ、また、店舗起点のオムニチャネル化を強力支援。

登録済みの顧客にネットショップのアカウントを自動で発行したり、Facebookなどのソーシャルメディアに誘導することで顧客との接点を増やし、中元や歳暮、セールの時期に最適な情報を配信するなど来店促進の仕組みを作ることができる。

「Orange Gift」製品概要

本製品は、エスキュービズムが提供するタブレットシリーズ「Orange Tablet(オレンジ・タブレット)」のラインナップとして提供され、同シリーズの店舗管理POS/EC連動型POS「EC-Orange POS」およびオーダーエントリーシステム「Orange Handy」と組み合わせて導入すると、POSから配送業務まで一貫したサービスを提供できる。また、「Orange Gift」単体でも、既存システムと連携させて利用することもできる。

Orange Giftは、SaaS版とオンプレミス版で提供され、「Orange Gift SaaS版」が1店舗あたり月額1万円、「Orange Gift オンプレミス版」は別途見積で提供される。

エスキュービズムでは、Windows RT/8版に続き、今後、iPad対応の「Orange Gift」も提供する予定になっている。