オフィスでも私生活でも、なぜか目が離せない人――というと大げさかもしれないが、キラッと輝く人がいる。派手な服を来ているのでもない、目立つタイプというわけでもない、だが安心して頼んだり話たりできる人。

「どうせ自分は違うから……」と悲観することはない。好感度の高い人になることは実現不可能な夢ではないようだ。Mind Body Greenの記事「みんなから好かれる方法(How To Make Anyone (And Everyone) Want You)」によると、4つの要素が必要だという。

魅力の根源は「情」にあるという。情を体現しているからこそ、周囲はその人に惹き付けられるというからくりのようだ。

「情」といっても、別に友達関係に限ったことではない。ビジネスでも人を惹き付ける魅力はあなたを有利にしてくれるはず。情は誰にでも備わっているが、情を魅力の根源に変えるためには、4つのことに気をつけるとよいと記事では伝授する。さっそく、その4つをみてみよう。

1.集中

集中している人(そわそわ、ふらふらしていないこと)は強く、安心できる。スピード、生産性アップ、効率化と誰もが先を急ぐ現代において、フォーカスを維持しながら周囲との均衡を保っているというのは、簡単なことではない。

どうすればよいのだろうか? 深呼吸して自分の内面をみつめ、「いまを生きる」姿勢を持とう(「いまを生きる」は以前の記事を参考に)。自然と落ち着きやくつろぎを感じるはずだ。何も変わらないようでも、あなたの生き方にフォーカスがあり、「いま」に落ち着きやくつろぎを感じるようになると、周囲があなたに抱く気持ちも変わるだろう。

2.感謝の気持ち

感謝する姿勢は人を惹き付ける。これは、チームワークが大切なプロジェクトに加わっているなら、是非とも気をつけたいポイントだ。一人が感謝の気持ちを表現するようになると、自然と他のメンバーにも伝染し、いい循環が生まれる。

まずは感謝の原理について考えてみよう。自分の気持ちが満たされていないと人への感謝の気持ちは湧き出ない。逆に言うなら、気持ちが満たされている人は、他人も満たすことができるのだ。独り占めにするのではなく、分け合う姿勢、いまの状態やいま手にしているものに感謝するようになると、周囲は磁石のようにその人に吸い付いてくる。まずは、眠る前に今日一日のよいこと、目や耳にした美しいことを思い浮かべて自分自身を満たしてみよう。

3.誠実さ

魅力的な人は、いい意味で自分自身に自信を持っている。ナルシズムでも子どもっぽい慢心でもない、深いレベルでの自信だ。どこからくるのか――自分になにが必要か、なにをしたいのか、なにを目標にしているのかを理解すること。当たり前のように見えて、自分に必要なものやなにをしたいのかを明確に分かっている人は少ない。一貫している人となると、さらに少なくなる。それは信念につながり、自分への深い自信、つまり信念につながることだろう。自分の道を信じて歩んでいる人は魅力的なのだ。

信念のある人の話は説得力がある。その内容に同意するかどうかは別として、信念や魂を感じる話には耳を傾ける。そして、信念は実は、誰にでも備わっているものなのだ。自分の内面や直感――脳ではなく、心を探ってみよう。

4.愛情

仕事、会社、街、家、家族、友達、食べ物、夢――なにに対しても良いところを見つけて好意的な目を持とう。愛情や好意を感じていれば自然とあなたの表情は柔らかくなり、人を引き寄せることだろう。