Fringe81は、統計物理学に基づく予算配分アルゴリズムを用いた「ボルツマンウェイト分析 広告予算 最適配分サービス」を開始した。
オンライン広告ではこれまで、「ディスプレイ広告」や「検索連動型広告」などの広告手法別にコスト効率を最適化していたが、同社はこのほど、すべての広告手法を縦断して評価するアルゴリズムを開発。このアルゴリズムを用いた「ボルツマンウェイト分析 広告予算 最適配分サービス」によって、広告主企業に対してコスト効率を"見える化"し、広告のパフォーマンスを大幅に上げることができるとしている。
同社はオンライン上でのユーザーのアクションが、原子や分子などの確率的に動く粒子の状態と似ており、統計物理学の理論で記述可能であることに着目。プロトタイプの作成と検討を繰り返し、自然現象をシミュレーションできるボルツマンウェイト理論をもとに、新しい予算配分シミュレーション手法の確立にいたったという。
なお、このシミュレーションによるデータはすでにクライアント企業の予算配分に利用されており、その結果パフォーマンスが向上しているという。