米Microsoftは7月31日、AndroidスマートフォンでOfficeを利用できるモバイルアプリ「Office Mobile for Android phones」を公開した。「Office 365」加入者向けのアプリで、6月に公開されたiPhone版に次ぐものとなる。
Androidスマホ向けに最適化したOfficeで、SkyDrive、SkyDrive Pro、SharePointにある「Word」「Excel」「PowerPoint」ドキュメントへのアクセス、閲覧、編集が可能。チャート、アニメーション、SmartArtグラフィックなどをサポートし、ドキュメントはオリジナルとほぼ遜色ないという。
PCで最後に閲覧したドキュメントがAndroidスマートフォンでも最近使ったファイルとして表示する機能、SkyDrive/SkyDrove Pro上にあるWordドキュメントを開いた際に直前に読んでいた場所を表示するレジューム機能など、デバイス間でスムーズにOfficeを利用できるという。小さな画面で効率よく作業できる工夫をほどこし、たとえばPowerPointではスライドのグリッド表示により特定のスライドに容易にアクセスできる「Slide Navigator」などを備える。なお、Office Mobileはスマートフォン向けで、タブレット版は提供されていない。
Office Mobile for Android phoneはGoogle Playより入手できる。利用にはOffice 365のサブスクリプションが必要で、Androidは4.0以上から対応となっている。33言語(日本語を含む)に対応するが、日本市場での提供は現時点では予定していないと日本マイクロソフトはブログで記している。