FreeBSD - The Power To Serve

LinuxやFreeBSDなどオープンソースソフトウェアのオペレーティングシステムやデバイスドライバに関するベンチマークを数多く掲載しているPhoronixが、Windows 8、Ubuntu 13.10開発版、FreeBSD 9.1/PC-BSD 9.1を使ったグラフィックレンダリングのベンチマークを実施し、FreeBSD 9.1/PC-BSD 9.1が優れた結果を出していると「FreeBSD Can Compete With Ubuntu Linux, Windows 8」において伝えた。

NVIDIAの提供するデバイスドライバはWindows、Linux、FreeBSDでその多くのコードを共有している。このため、ベンチマークの結果は多少の差はあれど多くのケースでどのOSも似たような結果を示している。ただし、Xonoticを使ったベンチマークではFreeBSDの性能が突出した結果を示している。

「FreeBSD Can Compete With Ubuntu Linux, Windows 8」では、FreeBSDのNVIDIAドライバはLinuxバイナリ互換機能を使って動作しているにもかかわらずこうした結果が出たことを興味深いと指摘している。FreeBSDでLinuxバイナリを実行するための「Linuxバイナリ互換機能」は、Linuxカーネルをエミュレートするのではなく、FreeBSDカーネルが直接Linuxバイナリを実行する仕組みになっている。このため、LinuxバイナリもFreeBSDバイナリと同じ速度で動作するという特徴がある。