ニフティは、複数のネットスーパーを横断する広告・プロモーション商品の取り扱いを7月31日から開始すると発表した。
同社はこれまで、スーパーマーケットのチラシ情報などを掲載する「シュフモ」の運営や、小売業者に対してネットスーパーASPを提供するベクトルワンへの出資を通じて、スーパーマーケット各社の実店舗への送客支援やネットスーパー運営の支援をしてきた。
今回、取り扱いを開始する広告・プロモーション商品は、参加するネットスーパーのページを横断して掲載するディスプレイ広告と、ネットスーパーの利用者に対して商品のサンプリングを行うターゲット・サンプリング。
ディスプレイ広告は、ネットスーパー利用者がログインしてから購入するまでのほぼすべてのページに掲載される広告で、ネットスーパーで取り扱われる商品の場合は、ディスプレイ広告クリック後のランディングページで、ページ全体を利用した商品紹介の特集ページを表示して購入意欲を喚起したうえで、商品の購入ページに誘導する。
ターゲット・サンプリングは、年齢・性別・地域などの基本属性に加えて、購入履歴やその時の購入品目でセグメントしたターゲットに対して、ネットスーパーで購入した商品の配達時にサンプリングが可能。複数のネットスーパー利用者をターゲットにできるため、同条件でより広くプロモーションできる。なお、このターゲット・サンプリングはヤマトシステム開発、Buyndと連携し提供する。
ニフティが複数のネットスーパーを取りまとめて販売や管理、問い合わせ対応などの運用を行うため、スーパーマーケットの手間が軽減。また、複数のネットスーパーを横断するため、広告主はより広くプロモーションを行うことが可能となる。
取り扱い開始時点で参加するネットスーパーは「サミットネットスーパー」「ダイエーネットスーパー」「マルエツネットスーパー」。今後は参加するネットスーパーを拡大するとともに、取り扱う広告・プロモーション商品を拡充していく。