Google、SSL 2048ビットキーへ移行開始

Googleは7月30日(米国時間)、インターネットセキュリティ強化の一環として、SSLサービスで利用している鍵を現在の1024ビットキーから2048ビットキーへアップグレードする処理を開始したことを発表した。この切り替え作業は向こう数ヶ月の間に完成するとしており、当初の予定どおり2013年中にすべての鍵を2048ビットキーへ切り替えるものとみられる。

鍵を切り替えることでPCユーザが影響を受ける可能性は少ないとみられる。スマートフォン、タブレットデバイス、携帯電話、プリンタ、セットトップボックス、ゲーム機、デジタルカメラなどGoogleのサービスを利用している組み込みデバイスは、今回の変更の影響を受ける可能性がある。特に販売されてから長い時間が経過しているデバイスは対応していない可能性があり注意が必要。

使用しているデバイスがGoogleがサービスを切り替えたあとのSSLに対応できるかどうかは、それぞれのデバイスごとに確認する必要がある。移行に関する情報は「FAQ for Certificate Changes - Internet Authority」にまとまっているほか、https://cert-test.sandbox.google.com/にアクセスすることで確認できる。2048ビット鍵に対応していれば「2048-bit certificate test successful.」というメッセージが表示される。