「ムサビる!」

武蔵野美術大学は29日、学校を美術館に変えるスクールアートプロジェクト「ムサビる!」を2013年8月3日と4日に開催すると発表した。会場となるのは、東京都東大和市の「東大和市立第五中学校」および「東大和市立第九小学校」の2校。入場料は無料(ワークショップへの参加には、材料費として50円必要)。

「ムサビる!」は、"生の作品"や"本物の美術"に触れる体験を子どもたちに提供するべく、多くの生徒が一日の大半を過ごす学校を美術館に変えるプロジェクト。武蔵野美術大学の卒業生で東大和市立第二中学校の美術教諭だった未至磨明弘氏(現 東大和市第五中学校教諭)が、子どもたちに「本物の美術に触れてもらいたい」と武蔵野美術大学の三澤一実教授に声をかけたことをきっかけに、2009年からスタートした。以来、ムサビる! は毎年夏に開催を続けており、2012年には初めて2校で同時に開催。2日間で1,000人の動員を記録したという。

5回目を迎える今回は、前回に引き続き東大和市立第五中学校での開催に加え、ムサビる! として初となる小学校でも開催される。当日は、武蔵野美術大学生による絵画、彫刻、映像、インスタレーションなどが展示されるほか、大学教授らによる特別展示、中学生が自ら考えた企画展示、ワークショップなども実施予定。さらに、東大和市立第九小学校では、小学生と事前に行った工作教室「九小のようせいをつくろう!」で制作した作品を展示するなど、新たな試みにも挑戦するとのことだ。詳細はプロジェクトサイトまで。

前回の様子

前回の作品「大きいゴジラ小さいゴジラ」

前回のワークショップ「サンドる・ナイト」