調査会社Strategy Analyticsは7月25日、2013年第2四半期の世界スマートフォン市場の報告書を発表した。注目されるSamsungとAppleのトップ対決は、Samsungがシェア33%でAppleは13%。SamsungはAppleの2倍以上を出荷し、リードをさらに広げた。

第2四半期、スマートフォンの出荷台数は過去最高の2億2960万台に達した。前年同期は1億5650万台であり、1.4倍の増加となった。

携帯電話全体に占めるスマートフォンの割合も増えており、今期は59%。Strategy Analyticsによると、スマートフォンの出荷台数成長率は1年前よりも高くなっており、その要因として米国などの成長国ではLTE(4G)機種への需要、インドなど途上国市場では3G機種への需要を挙げている。

ベンダー別シェアでは、第2四半期に7600万台を出荷した韓国Samsungがシェア33.1%を獲得し王座を維持した。2位はAppleで出荷台数は3120万台、シェアは13.6%。3位以下は、韓国LG(シェア5.3%)、中国ZTE(同5%)、中国Huawei Technologies(同4.8%)となっている。

激しい競合を繰り広げるSamsungとAppleだが、出荷台数でSamsungがAppleの倍以上となっただけでなく、シェアも増やしてリードをさらに広げている。Samsungのシェアは前年同期が31.1%から2ポイント増、一方のAppleは前年同期の16.6%から3ポイント減少している。Strategy Analyticsによると、13.6%というAppleの今期のシェアは過去最低レベルという。