セイコーソリューションズは、ECサイトにおける海外の顧客向けに外貨建てのクレジットカード決済を可能とする「CAPS for CAFIS」多通貨決済サービス(MCP:Multi Currency Processing)オプションを開発し、このほど販売を開始すると発表した。製品の第一号ユーザとして、ペイジェントの決済代行サービスで利用が開始されている。
同オプションは、NTTデータが提供するCAFISの多通貨決済サービスを利用することで、海外の顧客の外貨建でのクレジット決済を可能にする。また、ECサイトで販売する製品や利用頻度の高い顧客(国)にあわせた通貨および販売価格を加盟店にて決定することができるようになる。
これにより、海外の顧客がクレジット決済される場合、請求書が届くまで正確な購入金額がわからないといった、日本国内ECサイトでの購入を躊躇させる要因、昨今の為替変動の影響も大きく、海外消費者の決済時の不安を取り除くことができるようになる。
製品の特長は、「クレジットカードやデビットカードなどに対応し、CAFISセンターの各種業務に合わせた仕向・被仕向の各業務をオプションで提供」、「PCI DSSを意識したセキュリティレベルを実現、取引ログの暗号化、個人情報項目のマスキング、運用画面のログイン認証、操作履歴ログ取得などを標準機能で提供」、「流通・金融・通信・代行センター・公共関連を中心に550セット以上の導入実績」など。
「CAPS for CAFIS」の本体価格は、75から300万円、オプションの価格は、100万円(税別)。