米Amazon.comが25日(現地時間)に発表した2013年第2四半期(4月-6月)決算は、売上高が前年同期比22%の大幅増になったが、最終損益は700万ドルの赤字だった。物流拠点の整備やクラウドサービス拡充の費用が負担となった。

6月期の売上高は157億ドルで、前年同期比22%増。営業利益は7900万ドルで同26%減。1株あたり0.02ドル、700万ドルの純損失だった。前年同期は700万ドル(1株あたり0.01ドル)の黒字だった。

米国ではローカルビジネスを保護するためにAmazonにセールス税を課す州が増えており、消費者をつなぎ止めるために同社はより早く品物を届けられるように配送サービスの向上に取り組んでいる。並行して電子書籍や電子雑誌、音楽、映画・TV番組などデジタルコンテンツ販売の拡充、情報技術サービスの強化も進めており、営業経費が前年同期の127億ドルから156億ドルに増加した。

地域別の売上高は、北米が95億ドル (前年同期比30%増)、その他の地域は62億ドル(13%増)だった。