テレビ東京は、移動式大型宇宙体感シアター「SPACE BALL」を開催する。開催期間は8月20日~11月17日、開場時間は土・日・祝日が11:00~19:00、平日が13:00~20:00(休演予定日が9月2日/9日/24日/30日、10月15日/21日/28日、11月5日/10日/11日/12日/13日/14日)。会場は東京都・豊洲のIHIビル 1階アトリウム。入場料は一般1,800円(前売り券は1,500円)、小学生600円(前売り券は500円)。

プラネタリウムマシン「MEGASTAR(メガスター)」や立体音響などにより「これまで宇宙飛行士しか見たことのない地球の姿」や宇宙を表現する体感シアター「SPACE BALL」が東京都・豊洲に登場する

「SPACE BALL」とは、プラネタリウムマシン「MEGASTAR(メガスター)」の開発者として知られるプラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏による開発プロデュース、およびJAXA(宇宙航空研究開発機構)協力のもと製作した移動式宇宙体感シアター。直径約10 メートルの球体スクリーン内部にガラス製のフローティングステージがあり、前後左右、上下全身が星空と映像、立体音響に包まれる。2012年12月、東京国際フォーラムにて初開催された折には、動員率が91.9%に達するなど大きな話題となった。

今回の上演内容は、新たな撮影技術を駆使した限定映像も追加した「限定スペシャルバージョン」となる。シアター内には19台の2Kプロジェクターと、プラネタリウムマシン「MEGASTAR」の最新機種である「FUSION」を設置。上映内容には、JAXA協力による最新の衛星画像や宇宙からの映像を使用する。加えて、巨大な球体スクリーンに対してプロジェクションマッピングを行い、地球や月、太陽系の惑星などを表現する。

また、複数のスピーカーや5.1ch(ドルビーHP)オープンエアタイプのヘッドフォンを併用して合計18.2chの立体音響を実現。ロケット発射シーンの音源は種子島でサラウンド録音したものを使用する。そのほか、このシアターで上映される作品は、大平氏をはじめ、宇宙データベースを積んだスペースエンジン「Uniview」開発者の高幣俊之氏、ドーム映像「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH」監督の上坂浩光氏、映像総合企業の「IMAGICA」といったクリエイターの面々がタッグを組み制作した。

なお、同シアターは会期中、1日あたり平日は21回、土・日・祝日は24回上映を行う。各回ともに定員は30名(完全入替制)、上映時間は約13分となっている。ちなみに、同シアターに関するドキュメント番組「SPACE SHIP 2013」が、8月17日 12:30より放送されるということだ。