クラウドベースの会計ソフト「freee」を運営するCFOは、インフィニティ・ベンチャーズLLPとカリフォルニアのベンチャーキャピタル DCMを引受先として、2億7000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。あわせて、社名をCFO株式会社からfreee株式会社へと変更した。
freeeは2013年3月にリリースされた、中小企業や個人事業主に向けたクラウドベースの会計ソフトサービス。Googleの元社員らによって開発され、簿記の知識がなくても簡単に使えることが特徴で、銀行やクレジットカードの入出金明細を自動で取り込み記帳を自動化するといった機能がある。すでに6500を超える事業所で利用されており、7月に開始した有料プランも順調に増加しているという。
同社では事業の拡大にともないサービスの利便性向上と品質向上のため、今回の資金調達を実施。開発チームの人員を強化し、さまざまなデータやツールとの連携とAPIの提供し、あらゆるスモールビジネスの経理業務の自動化に取り組むほか、社内外とのコラボレーション機能の強化などを進めていく予定。