検索やメールからYouTubまでさまざまなサービスを持つGoogle、北米地域でのこれらGoogleサービスにアクセスする端末が6割を上回ったことが報告された。トラフィックに占める割合は25%。ネットに占めるGoogleの存在感はますます大きくなっている。
これは、クラウドインフラ・ネットワーク管理サービスを提供する米DeepFieldが7月22日に発表した北米での調査によるもの。
2013年6月から7月15日までの期間、インターネットにアクセスするエンドデバイス(エンドユーザー)からのトラフィックの62.28%(平均)がGoogleのサーバーにアクセスしているという。エンドデバイスはPC、モバイル端末、ゲームコンソール、ホームメディアアプライアンスや組み込み端末など、インターネットに接続するあらゆるエンドデバイスを含む。これは、Facebook、Twitter、それに動画ストリーミングのNetflixの3サービスの合計を上回るもので、「インターネットの歴史において過去最高記録」と同社は述べている。PCとモバイル端末のみの場合、Googleのシェアはさらに高くなるという。
インターネットトラフィックにおけるシェアは約25%、唯一これを上回るのはNetflixだが、Netflixのトラフィックは夜の黄金時間の数時間に限定されるという。なお、2010年の調査ではGoogleのトラフィックは6%、3年で大きく増加していることがわかる。
DeepFieldは合わせて、インターネットインフラにおけるGoogleの存在での大きな変化として、世界中のISPが数千台の「Google Global Cache」を実装している点を留意している。Google Global CacheはGoogle専用のキャッシュサーバーで、2010年にはアジア、アフリカ、南米などで多く実装されていたが、現在では米国でも主要なISPのほとんどが実装しているという。