富士通は7月23日、同社のUNIXサーバ「SPARC M10」の最上位モデル「SPARC M10-4S」が、Javaアプリケーションのベンチマークテストである「SPECjbb2013(SPEC Java Business Benchmark 2013)」で、世界最高性能記録(2013年7月23日現在)となる毎秒16万8127回の処理を達成したと発表した。

「SPARC M10-4S」

「SPECjbb2013」は、Javaアプリケーションが稼働するサーバの性能を評価するために業界で使用されるSPEC(Standard Performance Evaluation Corporation)で開発されたベンチマーク。このベンチマーク計測モデルは、受注・配送・入出金処理・在庫管理など、実際の業務に則した処理から構成されているという。

今回の測定は同社が開発したプロセッサ「SPARC64 X」を16CPUおよび4CPU搭載した「SPARC M10-4S」で行い、16CPU構成による「critical-jOPS」および「max-jOPS」の測定では、いずれも世界最高性能を達成し、特にレスポンス性能を示す「critical-jOPS」の測定結果(毎秒16万8127回)は、2位の記録を約7倍以上も上回る値だという。

「SPARC M10-4S」によるSPECjbb2013-MultiJVMの測定結果

構成 項目
16CPU構成 測定値(max-JOPS) 308,936
16CPU構成 測定値(critical-JOPS) 168,127
4CPU構成 測定値(max-JOPS) 308,936
4CPU構成 測定値(critical-JOPS) 168,127