The purpose of Linux Mint is to produce a modern, elegant and comfortable operating system. |
Linux Mintチームは7月21日(米国時間)、Linux Mintの最新版となる「Linux Mint 15 "Olivia" KDE」を公開した。今回公開されたバージョンは、5月29日(米国時間)にリリースされたLinux Mint 15 "Olivia"をベースとした別エディション。もともとLinux Mint 15はCinnamonベースのエディションとMATEベースのエディションが公開されていた。リリースから1ヶ月半を経てXfceベースのエディションをリリース。今回はそれに続く別エディションリリースで、KDE 4.10がベースになっている。
「Linux Mint 15 "Olivia" KDE」の動作に求められる最小限スペックは主記憶メモリが1GB、ディスクスペースは8GB、グラフィックは1024x768とされている。x86アーキテクチャ向けに32ビット版と64ビット版が用意されており、世界中のミラーサイトからダウンロードできる。Xfce版と比較すると必要になるリソース要求が高い。スペックの低い環境を使っているならXfce版の方が適切といえる。
Linux Mintは新しいコンポーネントやツールキットを使いつつもこれまでのUIをベースに改善を続けており、GNOME ShellといったUIをあまり好まないユーザの支持を集めている。Linux Mintのアプローチに共感できKDEのUIに慣れている場合、「Linux Mint 15 "Olivia" KDE」はデスクトップ環境として利用を検討できるエディッションといえる。