博報堂DYメディアパートナーズとテレパシーは、ウェアラブルデバイスを活用したコミュニケーションサービスの研究開発において業務提携することで合意した。

テレパシーが開発中の次世代ウェアラブルデバイス「Telepathy One(テレパシー・ワン)」

昨今、コンピューター端末は「携帯する」時代から「身に着ける」時代へと移行することが予想されており、Google Glassのようなメガネ型のデバイス、あるいは時計型のものなど、身につけて使う「ウェアラブルデバイス」が続々と発表されている。テレパシーは、頭部に装着する次世代ウェアラブルデバイス「Telepathy One(テレパシー・ワン)」の開発を発表した企業。一方、博報堂DYメディアパートナーズは、社内にデジタルテクノロジーを用いたコミュニケーションサービスを開発する専門チーム「テクノロジー・ミライ・ワークス」を有している。

今回の業務提携に基づき、テレパシーは同デバイスで実現する世界観の構築および独自のコンセプト設計に基づいたデバイス開発・製造を行うかたわら、博報堂DYメディアパートナーズに技術仕様・開発の進捗などに関して情報提供を行う。また、博報堂DYメディアパートナーズはテレパシーに対して、「Telepathy One」を活用したコミュニケーションサービスの研究開発を支援する人材やアイデア、ノウハウの提供を行っていく。

なお、「Telepathy One」は、ソーシャルコミュケーションを進化させるウェアラブルデバイス。マイクロカメラとマイクロプロジェクションユニット、ワイヤレス通信モジュールなどを搭載し、仮想ディスプレイをユーザーの目前に投影する。ユーザーの目の前に小さな画面が表示されるため、現実世界を視覚的に阻害することなく、自然にソーシャル・コミュニケーションを楽しむことが可能となるとのこと。同デバイスは、2013年3月に米・テキサス州オースティンで毎年開催される世界最大規模のITトレードショー「SXSW インタラクティブ」にて初めて発表され話題となった。