NECおよびNECインフロンティアは2013年7月22日、中小規模事業所向けの次世代オフィスコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire UX」を発表した。価格は56万4,000円(税別)で、9月2日から出荷を開始する。

UNIVERGE Aspire UX

UNIVERGE Aspire UXは、電話機数台~500台規模向けの音声通信システム「UNIVERGE Aspire X」の後継機種に当たる。IPネットワークのマルチキャリア対応や多彩なネットワーク構築ニーズに対応できる柔軟性を継承しつつ、システムの拡張性も向上したとのことだ。ワークスタイルの多様化やBYODの普及に合わせ、スマートデバイスとの連携も図られた。

従来機種と同様に、主要通信キャリアのIP電話サービスやFMCサービスに対応するほか、広域ネットワークを介した事業所間内線電話網の構築や、インターネット回線だけで電話端末を内線接続するサテライト接続など、多彩なネットワークシステムを柔軟に構築することができる。スマートデバイスや携帯電話、PHS、TV電話、モバイルPCなどあらゆるモバイル機器との接続も可能だ。

システム容量は、従来機種の712ポートから1,360ポートに拡張された。ユーザーニーズの高い電話機数台~20台規模から1,000台規模まで、UNIVERGE Aspire UXのみでカバーできる。そのため、企業の成長に伴うシステム拡張、拠点新設や統合が発生してもシステムを買い換える必要がない。