日立公共システムエンジニアリングと日立公共システムサービスは7月19日、2014年1月1日付で両社を合併し、「株式会社日立公共システム」を設立することを発表した。
両社はともに公共分野で事業を展開しており、日立公共システムエンジニアリングが開発に、日立公共システムサービスが運用に重点を置いた企業として位置づけられている。
合併の背景について、両社は「ICT市場では、トータルコスト削減のために、クラウドコンピューティングに代表される新しいサービスプラットフォームへの対応を実現するソリューションやシステムコンサルティングから構築、運用管理までを提供するワンストップサービスへのニーズが高まっている」と説明。新会社では、「両社が培ってきた経験とノウハウを結集することにより、システムのライフサイクル全体をトータルサポートする体制を強化し、日立と一体となって公共分野を中心に信頼性および顧客満足度の高いICTサービスを提供するエクセレントカンパニーを目指していく」と紹介している。
日立公共システム設立に際しては、日立公共システムエンジニアリングが日立公共システムサービスを吸収し、社名を変更するという形態をとる。新会社は日立製作所の100%子会社で、資本金は3億円、従業員数は1190人になる見込み。本社所在地は、現在日立公共システムエンジニアリングがある東京都江東区東陽。