日立ソリューションズ・ビジネスは7月18日、EPUB形式のデジタルコンテンツに読み上げ音声を付加できる機能を追加した「ボイスソムリエ ネオ Ver.1.6」を開発し、販売を開始すると発表した。
「ボイスソムリエ ネオ」は、日立製作所中央研究所が開発した高品位知的音声合成技術をベースに、簡単なパソコン操作でアナウンスやナレーション音声を作成できる製品。
今回発売となった新製品では、デジタルコンテンツ(EPUB形式)から音声データと制御情報を自動生成し、音声付きEPUBコンテンツを手軽に作成できる機能を追加。音声の付いていないEPUB形式のファイルを読み込むと、EPUBコンテンツ内のテキスト情報が抽出され、その中から音声を付けたいテキストを指定し、EPUB出力を実行すると、音声データと制御情報(SMILデータ)が生成され、読み上げ音声が付いたEPUB形式のファイルが出来上がる。
音声付きEPUBコンテンツは、タブレット、スマートフォン、パソコン上で利用可能な音声再生に対応したリーダーソフト(Apple iBooksなど)で利用でき、電子カタログや資料の訴求力向上、マニュアルや教材の理解力向上などを図ることができる。
用途に合わせて利用できるよう、複数の製品モデルを用意しており、価格は「ボイスソムリエ ネオデュオモデル」が14万4,900円~。