サイボウズは、業務アプリ構築クラウド「kintone(キントーン)」とリコーの複合機を連携させた新たな業務改善支援サービス「kintone FAX業務効率化ソリューション for リコー」の提供を7月17日より開始すると発表した。
本製品は、受信したFAXの情報をデータとしてクラウド上に蓄積し、外出先からの受信内容確認や対応状況を関係者で共有でき、対応漏れや対応忘れの防止を図る業務効率化サービス。従来の複合機とデータベースを連携したサービスとは異なり、データの蓄積だけではなく、そのデータの加工、編集、グラフ化が可能。
約300万社ある国内中小企業では、受注や問合せ受付などの業務をFAXで行う企業が多数あり、今回の連携サービスにより、紙の紛失を始めとするFAX業務の課題を解決し、業務の効率化に貢献する。
また、月額制のクラウドサービスのため、サーバなどの専用の機械は不要で、専用管理者を設ける必要はない。さらに、必要な時に始め、不要になったら止めることが出来、データベースの管理項目の追加は自由に行なえるため、自社の業務に合わせた利用が可能となる。発注業務や基幹システムなどとの連携により入力作業負荷軽減、2重登録などの入力ミス削減などの業務効率化も行える。
サービスの利用料金は、初期設定費用が1万円(別途FAX機設定費用が必要)。kintone利用料は、1ユーザー月額880円(最低5ユーザから)。