NECネクサソリューションズと富士ゼロックスは7月16日、中堅病院向けに診療記録管理のソリューション提供で連携することを合意したと発表した。
日本電気(以下、NEC)の電子カルテシステム「MegaOak-MI・RA・Is」と、富士ゼロックスの診療記録統合管理システム「Apeos PEMaster ProRecord Medical」をベースに、カルテの作成・管理、診療記録の長期保存までトータルに実現するソリューションを構築する予定となっている。
「Apeos PEMaster ProRecord Medical」は、病院内に散在する紙や電子の多様な診療記録を汎用的なドキュメント形式で統合管理し、患者の全診療履歴の俯瞰と情報共有を可能にするソフトウェアで、「MegaOak-MI・RA・Is」との連携により、診療記録を患者ごとに時系列管理し、電子カルテとのシームレスな情報連携による運用効率化と的確な診療サポートを可能にする統合型情報基盤を構築する。
また、患者の記録や情報を一元管理することにより、迅速な病態把握や、院内コミュニケーションを促進し、進化するICT環境に影響を受けることなく、診療記録の電子的保管に求められる真正性・見読性・保存性を確保しながら長期保存ができ、両商品の連携によって、情報開示請求やBCPなどに効率的に対応するといった価値提供を目指す。
今後もNECネクサソリューションズと富士ゼロックスは連携強化を図り、中堅病院、および医療業界発展のために貢献していく。