気象庁はこのほど、2012年の気候状況やこれまでの長期的な傾向をとりまとめた「気候変動監視レポート2012」を公開した。
レポートによると、世界の年平均気温は100年あたり0.68℃の割合で上昇しており、2012年の年平均気温も1891年以降で8番目に高い数値だったという。
また、日本の年平均気温は100年あたり1.15℃の割合で上昇しており、2012年の年平均気温は1898年以降で20番目に高い値となっている。
このほか降水量の変動をみると、日本における日降水量100mm以上・200mm以上の大雨の年間日数が増加傾向を示しているが、大雨以外も含めた日降水量1.0mm以上の日数は減少しているという。
「気候変動監視レポート 2012」の構成は第1章「2012年の気候」、第2章が「気候変動」、第3章が「地球環境の変動」となっており、気象庁ホームページにある「気象統計情報」の「地球環境・気候」から全文を見ることができる。